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フィルタリングって必要なの?子供にスマホを持たせるなら設定しなければならない理由。

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フィルタリング

今の時代、スマートフォンは持っていて当たり前。中高生のみならず、小学生もスマホを持っていると言われています。

現在、小学生のスマートフォン所持率は約30%と言われています。小学5~6年生までの所持率は驚異の60%超えとも言われています。

法令等により、18歳未満の青少年が利用する場合、原則「フィルタリングサービス(有害サイトアクセス制限サービス)」へ加入と設定が義務付けられています。しかし、実際にはフィルタリングを設定しておらず、有害サイトの閲覧ができてしまっている状態になっている子供たちのスマホを良く見かけます。

親がスマホやタブレットの正しい知識がないため、フィルタリングが未設定になっていることもあるでしょう。今回は「フィルタリングサービス(有害サイトアクセス制限サービス)」を設定していないリスクを知っておきましょう。

Contents

フィルタリングって必要なの?

フィルタリング

「フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)」を知っていますか?

小学生・中高生はまだ好奇心旺盛な年頃で気軽にスマートフォンから社会に繋がり、危険な状況に巻き込まれるリスクもあります。多くの情報に簡単に触れられるようになった一方で、何が正しく、何が間違えているのかの判断がまだできない年齢でもあります。

まずは、一体どんな危険があるのか具体的に見ていきましょう。

出会い系サイト

年齢を偽れば、未成年であっても簡単に会員登録ができ出会い系サイトにアクセスできてしまいます。

近年、出会い系サイトで知り合って事件に巻き込まれる未成年が増加していることはニュースでも取り上げられています。被害者のうち、スマートフォンでアクセスしている人が99.4%(2009年上半期統計)を占めています。

アダルトサイト

こちらも年齢を偽れば、簡単にアクセスできてしまうのが現状です。興味を持ってしまうのは成長期の子供ですから仕方のないことです。

しかし、アダルトサイトでの表現は過激なものが多く、子供の人格形成に問題が生じてくる場合があるので気を付けましょう。

SNSや掲示板でのいじめ

私は高校で教員を務めていた経験もありますし、現在は学習塾で校長を務めていますが、スマートフォンで一番多いのがこの「SNSや掲示板でのいじめ」です。

面と向かって嫌がらせをするのではなく、匿名の誰かからの心無い誹謗中傷、ネット嫌がらせは子供の心を大きく傷つけてしまいます。ネットのいじめから、学校にいけなくなり不登校になってしまうケースや、最悪の場合自殺にまで追い込まれるケースも目にしてきました。

インターネットモラルが十分に備わっていない、子供がSNSなどを自由に利用することはリスクも伴うことを覚悟しなければなりません。

ドラッグや反社会勢力とのかかわりを持つ危険性

判断力のない子供を狙って、掲示板などで声をかけ関わりをもち、ドラッグや危険な薬を進めてくる反社会勢力もいます。

彼らは子供の心を巧みに利用し、弱みに付け込み話をしてきます。ましてや、いろいろなことに興味を持つ年頃ですから、「一度くらい」と軽い気持ちで手を出してしまった子供も少なくありません。

ウイルス感染による情報流出と不正課金

最近では、迷惑メールやSNSからウイルスに感染するリスクが増えています。また、フィルタリングの設定をしていないために、有害サイトに誘導され、ウイルスに感染してしまうことがあります。

その結果、遠隔でスマホを操作されてしまい、電話帳や画像、メール内容が流出、悪用されてしまう事件も発生しています。また、勝手にアプリ課金やケータイ決済をさせられてしまい、高額な請求になってしまうこともあります。

参考:【迷惑メール】Amazoneプライムのお支払いにご指定のクレジットカード有効期限が切れています!

参考:dアカウントが乗っ取られた!不正利用されても返金されないこともある。

フィルタリングを設定しなければならない理由

何かあってからでは遅い!子供を危険から守るためにもフィルタリングは必要です。

子供が事件に巻き込まれ、命の危険までかかわる事態になってからでは、遅いのです。事前に防げる防止策があるのであれば、我が子のためを思って必ずフィルタリングを設定しましょう。

ちなみに、未成年者の利用にはフィルタリングサービスの提供が義務化されおり、自分で設定できなくても、ショップでフィルタリングの初期設定をしてくれます。

携帯電話事業者は、携帯電話インターネット接続サービスの使用者が青少年である場合には、原則としてフィルタリングサービスを提供する義務が課せられています。

保護者の方は、青少年のお子さまのために携帯電話の契約を行う際には、使用者が青少年である旨をお申し出いただく 必要があります。

自分の子供が加害者になる場合も・・・

SNS上でのトラブルで自分の子供が加害者になることも考えられます。相手の顔が見えない分、普段言えないことも簡単に言えてしまいます。大切な友人関係にひびが入ってしまって修復不可能にまでなることもあります。

また、アダルトサイトで身に付けた間違えた性知識で、望まない妊娠をしてしまったり、妊娠させてしまうような事件も実際に起きています。私が教員をしていたころも、望まない妊娠をしてしまい、だれにも相談できず、一人で抱え込みうつ病にまで発展してしまい、心身共にボロボロになってしまった15歳の生徒もいました。

被害者に、加害者にならないためにも精神的に大人になるまではフィルタリングの設定をお勧めします!

総務省:フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存知ですか?

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