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本当に売れているスマホは何?間違った情報で失敗しないために知っておくランキングの真実。

売れているスマホ

先日、機種変更を検討しているお客様に「希望の機種な何ですか?」と確認したところ、「iPhone 8」という答えが返ってきました。

そのお客様は、現在iPhone 6sを使用しており、iPhone 8を選んだ理由を聞いてみたところ、「ネットのランキングで人気だったから」とのことです。しかし、いろいろと比較した結果、iPhone Xsを購入しました。

また、店頭では「iPhone 8が一番人気なんでしょう?」と質問を受けることが多くあります。実際のところは、他の機種が上位になることが多いのですが、なぜそのような情報をお持ちなのか、その理由を解説していきます。

本当に売れている機種は何か?

売れているスマホ

あなたがショップ店員であれば、ネットに掲載されている「売れているスマホのランキング」を見て驚いた経験はないでしょうか?

例えば、Yahooニュースからこんな記事を紹介します。(2018年12月18日)

  • 1位 iPhone 8 64GB(NTT docomo)
  • 2位 iPhone 6s 32GB(Y!mobile)
  • 3位 iPhone 8 64GB(au)
  • 4位 P20 lite ANE-LX2J
  • 5位 iPhone 8 64GB(SoftBank)
  • 6位 iPhone XR 64GB(au)
  • 7位 らくらくスマートフォン me F-03K
  • 8位 iPhone X 64GB(NTT docomo)
  • 9位 iPhone XS 256GB(SoftBank)
  • 10位 iPhone XR 64GB(SoftBank)
  • 10位 iPhone XR 64GB(NTT docomo)

参考:低価格帯のスマホがやっぱり人気!iPhone 8/iPhone 6s/HUAWEI P20 lite が販売台数を伸ばす。スマートフォン売れ筋ランキングTOP10!

「あれ?俺ショップ店員だけどウチの店の売れているスマホが入ってないな?」、「iPhone 8なんて誰も買わないよ!?なんで、最新機種のiPhone XSが1位じゃないの?」

今回は「スマホの販売ランキングって本当なの?」という話です。

BCNランキングとは?

スマホの販売ランキングで頻繁に目にするのが「BCNランキング」です。

ざっくりいうと「大量のデータ」を「リアルタイムで頻繁に更新する」信頼できるランキングです。ちょうど、上記のYahooニュースにも引用があるので、そのまま紹介します。

「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

先ほどのBCNランキングを見てみると、第2位にiPhone 6s(Y!mobile)がランクインされています。携帯キャリアのシェアを考えても、ワイモバイルの機種が2位にランクインするってさすがに不自然です。

実は、BCNランキングには携帯ショップ代理店の販売台数は計上されていません。

集計方法は、ヤマダ電機などの家電量販店やネットショッピングなどの販売台数から計上されているので、実際にみんなが購入しているスマホのランキングと比べると偏りがあります。

本当に「iPhone 8」が最も売れているのか?

ワイモバイルのiPhone 6sや型落ちのiPhone 8が、なぜランキング上位を占めるのか、いくら販売不振で叩かれているからといっても、iPhoneを機種変更しようと思ったら普通は最新のiPhoneを選ぶと思います。

もし、iPhone 6sやiPhone 7を使っている人が機種変更するとして、大した変化のないiPhone 8に機種変更することは考えにくいでしょう。普通なら、最新のiPhone XsやXRに変えようとするでしょう。

中には、見積もりや分割審査によって、iPhone 8を選ぶ人もいるとは思いますが、ショップ店員が勧めない限り、iPhone 8を選ぶ人は少数です。

ちょっと乱暴な言い方をしてしまうと、コスパを選んで型落ちのiPhone 8を選ぶような人は、すでに格安SIMやワイモバイル、UQモバイルを選択するでしょう。

少なくとも、大手キャリアショップで携帯を機種変更する人達は、とりあえず最新機種にしておけば安心という人が大半です。

「iPhone SE」を至上とする意見も、ホームボタンのある「iPhone 8」が至上とする意見も、個人的にはマイノリティだと思っています。iPhone 8は「ホームボタンがあるから」という理由で売れているとは思えません。

BCNランキングでiPhone 8が上位を占めている理由は「乗り換え向きの機種だから」、「ガラケーからの機種変更だと割引が多い」というだけのものだと思います。

機種変更の場合、圧倒的に携帯ショップかオンラインショップで手続きすることが多いです。とくに「オンラインショップ」なら、頭金など不必要な費用もかかりません。

では、家電量販店で携帯を購入する人はどんな場合が想定できるのでしょうか。

その多くは「MNPのキャッシュバック目当てのお客様」、または「家電購入目的で来店したお客様」です。

MNPのキャッシュバック目的なら、型落ちのiPhoneが狙い目なのは当然ですし、家電量販店でキャッチされたお客は、そもそも店員から手ごろなiPhone 8を勧められているに過ぎないのではないでしょうか?

月額料金が大幅に下がるワイモバイルのiPhone 6sも、家電量販店ならではのランキングです。ワイモバイルは、電波品質やコスパを総合すると非常に優秀ですが、それ故に勧誘しやすいキャリアでもあります。

ネットの影響でiPhone 8が支持されることも!?

売れているスマホ

BCNランキングは、信頼のおけるランキングとして度々引用されていますが、一般の携帯ショップの販売台数が計上されていないという欠点があります。

何で計上しないの?と不思議に思うかもしれませんが、AppleはすでにiPhoneの出荷台数を公表していませんし、携帯ショップも販売台数を公表していません。携帯業界では出荷台数や販売台数って、一般人が思うほどオープンではないという事情があります。

そのような中で、家電量販店やネットショッピングに限定されているとしても、多くの加盟店を集計基盤として持つBCNランキングは、貴重な情報源なのです。

しかし、家電量販店の販売台数の多くは「MNP」です。

だからこそ、ランキングに機種変更が反映されにくいという問題があります。その結果、iPhone 8が最も売れているという話をあちこちで耳にします。(もちろん、割引施策や使用する年齢層も影響していますが。)

しかし、ここまでiPhone 8が売れているという話が当たり前になってくると、実際に機種変更する人もiPhone 8を視野に入れてきます。もし、BCNランキングのTOPをiPhone XsやiPhone XRが占めているなら、いくら高いと言われてもiPhone 8に流れないでしょう。

ランキングが購入の選択肢を変えるというのは、実際にあると思います。また、iPhone XsやiPhone XRに関する値段についてのネガティブな情報も、iPhone 8の購入を後押ししてしまうでしょう。

実際にiPhone 8は機種変更で選ばれているのか?

iPhone 8が売れているのは事実ですが、本当に一番売れているのかというと、怪しい部分もあると思います。

だだ、携帯ショップも含めた全体で考えればiPhone XsやiPhone XRが支持されるかというと、そうとも言い切れません。そもそも、現在は機種変更の買い控えが全国的に起きています。

iPhoneが高額になり、端末割引のサポートがなくなっていくという流れの中で、端末代金の負担が大きくなっており、手軽に機種変更できないという問題が生じています。

要するに「携帯ショップで携帯が売れない」事態が発生しています。

機種変更に関していえば、「iPhone XRが売れていない」も「iPhone 8が売れている」もどちらも正確な表現とは言えないかもしれません。

「iPhone XRもiPhone 8も売れていない」というのが、携帯ショップの機種変更の実態と言えるのではないでしょうか。

オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~10,000円)がかからないため、お得に購入することができます。しかも、24時間受付可能で待ち時間がないのも嬉しいですね。

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