「irumo」は、NTTドコモが提供する新しい料金プランで、手軽な料金設定とシンプルなサービス内容が特徴です。しかし、契約する前に理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。
例えば、月間データ量に応じて速度制限がかかる点、ドコモメールの利用が有料オプション（月額330円）になる点、さらにプランの変更に伴い「ファミリー割引」の条件が変更されることもあります。また、対応端末が限られているため、現在の端末でそのまま使えるかどうかも確認が必要です。
さらに、irumoでは「dフォト」やクラウドストレージオプションの加入がない場合、データが削除されてしまう可能性もあるため、移行時の設定確認が欠かせません。
こうした点を理解した上で、実際の利用が自分のライフスタイルに合っているかを慎重に判断することが大切です。この記事では、irumoの利便性を維持しつつ、契約前に知っておきたいデメリットや対策について詳しく解説します。
irumoのプラン概要
irumoは低料金でデータ通信が利用できるプランですが、サービス内容には他のプランとは異なる制限が多いため、特徴を理解しておくことが重要です。
たとえば、データ容量が0.5GB～9GBと限定的ですが、使用状況に応じて追加の通信速度制限がかかる場合があります。また、irumoはドコモの主力プランであるeximoやahamoと異なり、使用できるオプションが限られています。
公式サイト：ドコモの料金プラン irumo（イルモ）
irumoのデメリット
通信速度が遅くなるタイミング irumoでは、通信量の上限を超えた場合に通信速度が大幅に低下します。0.5GBのプランの場合、制限に達すると非常に遅い速度でしか通信ができなくなり、特に動画視聴やオンラインゲームには不向きです。
また、夕方や週末などの混雑時間帯には、通常時でも速度が低下する可能性があるため、仕事や勉強で安定した接続が必要な場合は注意が必要です。
ドコモメールが有料オプション
irumoプランに変更すると、ドコモメール（@docomo.ne.jp）は無料ではなくなり、月額330円の「ドコモメールオプション」を申し込む必要があります。もしドコモメールを解約してしまうと、再度取得してもメールの過去の履歴は復元できないため、利用を続けたい場合はオプションの加入が必須です。
ファミリー割引の制限
irumoプラン（0.5GBを除く）は、ファミリー割引のグループ内に組み込むことは可能ですが、0.5GBプランの場合はグループ内通話の無料特典が適用されません。
そのため、家族間の通話を頻繁に利用する方にはコストが増加する可能性があるため、家族全員での利用には注意が必要です。irumoプランで通話が多い人は、通話オプションを別途契約したほうがいいでしょう。
店頭サポートの有料化
irumoプランでの契約は、ドコモショップやd gardenでのサポートが有料です。例えば、新規契約や機種変更には3,850円、初期設定サポートには1,100円～2,200円の料金が発生します。特に、設定が苦手な方やサポートを頻繁に利用する方にとっては、追加コストがかかる点はデメリットです。
あんしん店頭サポートの料金プラン
irumoに限らずドコモショップでの操作案内は、有料サポートの対象となります。「あんしん店頭サポート」は利用頻度に合わせて3つの定額プランから選べます。
- 定額ミニプラン（月額550円）：月2回までサポート可能
- 定額プラン（月額990円）：何度でもサポート可能（1日1回）
- 1回プラン（1回3,300円）：1回あたり3,300円
※1日あたりのご利用可能回数は1回（30分間）までとします。
契約したプランは毎月自動更新され、解約を申し出るまで継続されます。これらのプランは、特にスマホの操作に不安がある方や頻繁にサポートが必要な方におすすめです。
ドコモ：店頭サポート
代替機貸出料（修理期間中）
irumo回線で利用中の端末の修理お申し込みの場合、代替機は有料でご利用いただけます。
- 端末種別：料金（税込）
- 補償サービス加入の場合：2,200円
- 補償サービス未加入の場合：5,500円
また、修理受付時は補償サービス未加入の場合、故障受付基本料として5,500円が発生します。
子育て応援プログラムの対象外
irumoでは「comotto 子育て応援プログラム」の特典が一部適用外です。たとえば、15歳以下の子どもの誕生月にdポイント1,000ptが進呈されるポイント特典がなくなるため、子育て世帯にはデメリットが大きいです。
ドコモ：comotto
irumoのデメリットへの対策
通信速度制限を避けるための対策
通信速度の低下を避けるためには、Wi-Fi環境での利用を増やす、または0.5GB以上のプランを選択することが重要です。さらに、動画の画質を下げたり、バックグラウンドでのデータ使用を最小限に抑えるなど、データ節約設定を行うことで、速度制限がかかりにくくなります。
また、3GB以上では「ドコモ光」や「home 5G」のセット割による毎月1,100円の割引が適用されることで安い料金を維持できるため、ファミリー割引内にドコモ光やhome5Gの契約がない場合、ahamoやほかの通信会社のほうがお得になることがあります。
端末の確認
契約前に必ずirumoの対応端末リストを確認し、自分のスマートフォンが対応しているかをチェックしてください。また、もし端末が非対応の場合は、SIMフリー端末を購入するか、ドコモオンラインショップでの購入や機種変更を検討するのも一つの手です。
遠方に住んでいる家族のプランを変えたら、携帯が圏外になってしまい、通話や通信ができなくなったという事例を多くあります。特にらくらくスマートフォンを使っている人に多いです。
irumo：対応端末一覧
ドコモメールの移行や保存
ドコモメールを引き続き使用する場合は、プラン変更時に「ドコモメールオプション（月額330円）」を申し込むことが必要です。さらに、重要なメールやデータはクラウドや他のメールサービスにバックアップを取ることをおすすめします。
キャリアメールを使っている人は年々減っているため、無料で使える「Gmail」や「iCloudメール」などを使うようにしましょう。
irumoと他プランとの比較
irumoは低コストな選択肢ですが、通信制限や対応端末の少なさなどの制約も多いです。たとえば、データ容量が多めで安定した通信を求める方には、ahamoやeximoが適しているかもしれません。
また、ドコモから他社に乗り換えることで料金が安くなったという人もいます。中でもワイモバイルや楽天モバイル
は人気の通信会社です。比較のために参考リンクを設けておきますので、興味のある方はチェックしてください。
まとめ
irumoは、シンプルなデータプランをお探しの方や、月々の料金を抑えたい方に最適です。しかし、制約も多く、家族割引やサポートの有料化など、利用者によってはデメリットとなる点があるため、慎重な検討が必要です。
もし、スマートフォンの利用頻度が高く、通信速度やサポート体制を重視する場合は、他のプランを検討することをおすすめします。
公式サイト：ドコモの料金プラン irumo（イルモ）
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