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購入前にチェック!スマホを分割で買うなら「24回払い」と「48回払い」どっちが正解?

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4年縛り

ソフトバンクの「半額サポート」やauの「アップグレードプログラム」なら、最大半額で最新iPhoneに機種変更できます。

総務省と3大キャリア(今回はdocomo以外)の魔法によって、「実質0円」が「最大半額」に下位互換されたのですが、最大半額を選んで契約してきて、家に帰ってきてから不安になったという人もいるのではないでしょうか?

まず、4年分割ではなく2年分割も選択できるので、ショップで4年分割しか説明されなかったとしても、きちんと比較したほうがいいでしょう。

今回は「これからスマホを購入する人向け」に、iPhoneを例に24回分割と48回分割の違いを解説します。

Contents

48回分割でどれだけ安くなるのか

まずは、「iPhone Xs 64GB」を例にして、ソフトバンク、auそれぞれでどれだけ値段に差が出るのかを確認しましょう。

どちらのキャリアも、契約は機種変更、4年分割では2年後に機種変更して、残債を免除するものとします。

SoftBank

4年縛り
分割支払金 オプション 2年間の総額
24回分割 5,700 0 136,800
48回分割 2,850 0 68,400
差額 2,850 0 68,400

参考:半額サポート

au

4年縛り
分割支払金 オプション 2年間の総額
24回分割 5,360 0 128,640
48回分割 2,680 390 73,680
差額 2,680 -390 54,960

参考:アップグレードプログラムEX

auの場合は、アップグレードプログラムEXのオプション料390円がかかるので、半額よりもちょっとお得額が下がります。

それでも高額なiPhoneとなると、半額の恩恵が大きいのが分かります。

ハッキリ言って、48回払いのメリットは毎月の支払額、2年間の支払総額が安くなるという1点のみです。そして、24回払いと48回払いの違いを知るポイントは、48回払いのリスクについて知ることです。

関連記事:48回払い(4年縛り)で本当にお得?アップグレードプログラムEXで注意するべきこと。

「48回分割」のリスクを甘く見てはいけない

最大半額で機種を購入できるアップグレードプログラム、半額サポートですが、デメリットもあります。

48回払いは分割期間が長いので、それだけリスクも伴います。例えば機種を紛失した場合、「返却」ができなくなるので、残債は全て支払いの義務が生じます。店頭で説明を受けている時に見落としがちな、48回払いのリスクについてもまとめました。

返却のリスク

48回分割の場合、最大2年分の分割を免除する条件として端末をキャリアに返却しなければいけません。

さて問題です。

アナタは、2年後にきちんと正常に使用できる状態で端末が返却できるでしょうか?返却できないリスクは、ちょっと思いつくだけでこんなにあります。

  • 紛失
  • 盗難
  • 故障
  • 画面割れ
  • 初期化不良

auもソフトバンクも、これらのリスクに対して保証があるとないとでは全く変わってきます。

まず、盗難紛失にあってしまうと、端末は返却できません。

この場合、残債は免除にならないので、48か月分の分割をずっと支払う必要があります。ただし、キャリアの補償に加入していれば、盗難紛失時に、11,800円で同等機種と交換ができます。

故障についても、au、ソフトバンクともに対応が同じです。

iPhoneを使っていて画面割れの経験がある人も多いと思いますが、画面にちょっとヒビが入っただけでも、2万円の追加料金がかかります。

ただし、それでも端末の返却を行えば最大2年分の残債は免除になりますし、キャリアの補償に入っていれば追加料金は2万円から2千円に下がります。補償ありきで考えれば2千円のリスクですが、キャリアの補償は結構お高いです。

初期化不良も残債免除になりません。

例えばパスコ―ドを忘れてしまいロックが解除できなくなった場合、Apple IDのパスワードを忘れてしまい初期化ができなくなった場合、半額免除になりません。

きちんと初期化された状態でなければいけないので、パスコ―ドロックがかかった場合にはパソコンに繋いでの強制初期化が必要になります。

家にパソコンがないなど、自力での初期化が難しい場合にはアップル正規プロバイダーの一部の店舗にて有料で初期化してくれます。ただし、Apple IDのパスワードを忘れてしまい、「iPhoneを探す」の設定がオフにできない場合、Appleの修理でもキャリアの補償でも対応はできません。

補償の「加入/未加入」に関係なく、残債は免除にできません。

返却のリスクを考えた場合、キャリアの補償に加入していないと高額な支払いになる可能性があります。

タイミングのリスク

半額プランは2年後に機種変更すれば、最大半額の残債が免除になります。逆に言えば、2年後ピッタリに機種変更しなければ半額にはなりません。

例えば3年後に機種変更した場合、端末は回収されますが残債1年分しか免除になりません。

さて問題です。

2年ピッタリで機種変更できるでしょうか?2年ピッタリで機種変更しない可能性として次のようなパターンが考えられます。

  • 新機種発売のタイミング
  • タイミングを忘れて使い続けてしまう
  • 機種を長く使う人が増えている

新型iPhone発売の時期よりも先に2年分の分割が終わった場合、もうすぐ新作が出るのに機種変更をしたいでしょうか?もう少し待てば新作が買えるかもしれませんし、新作発売に併せて現行のiPhoneが値下げになる可能性もあります。

それならちょっと待ったほうが良さそうですが、その数ヶ月分の残債は余計に払わなければいけません。

また、2年後ピッタリに機種変更をすればいいかもしれませんが、タイミングを忘れて使い続けると、無駄に残債を払い続けることになります。解約の更新月についても、タイミングを忘れる人って結構います。機種変更のタイミングも同じではないでしょうか?

半額にならない可能性として、ピッタリ2年で機種変更しないという人は、結構出てくると思います。

2年後の選択肢のリスク

2年後に機種変更することで2年分の残債が免除になる半額プランですが、機種変更以外の選択肢を取りにくいというリスクがあります。

機種変更すればいいじゃんと思うかもしれませんが、2年後の機種変更以外の選択肢って意外と出てくると思います。

  • 長く使う人が増えている
  • 端末分離プラン
  • 格安SIM
  • 死亡した場合

現在、スマホの買い控えがちょっと話題になっています。端末の機能が飽和状態で、新機種買い替えの需要が減っているためです。

特にiPhoneなど、iPhone Xsが発売されてもiPhone 8の人気が根強いという現実があります。ハイスペックな機種なら2年経っても現役で使えるので、3年以上端末を使う人も増えています。

でも、auのアップグレードプログラムはオプション料(300円/390円)が加算されているので、長く使うと余計にもったいない感じがします。

既に現在、端末分離プランが主流になってきています。料金プランと端末代金を分離し、端末の割引サポートがなくなってきています。そうなると2年後、半額サポートも無くなっている可能性があります。

つまり、機種変更時にはサポート無しでの機種変更をしないと、残債が免除にならなくなるかもしれません。そうなると、残債免除して高額なiPhoneを購入するよりも、現行機種を使い続けたほうが安く済むと、半額プランの恩恵を受けずに使い続ける人も出てくるでしょう。

「格安SIM」と呼ばれているLINEモバイルなどに乗り換えれば、スマホの月額料金が驚くほど安くなります。

しかし、残債で縛られているため、乗り換えると半額分の残債が残ります。

ワイモバイルやUQモバイルなどは電波の質も高い上に料金が安いという、良いとこ取りのキャリアですが、さらに今後は楽天も参入してきます。半額プランに縛られてしまうと、格安SIMへ乗り換えの選択も難しくなってしまいます。

もし契約途中で利用者が死亡した場合、もう機種変更はしないので、残債が残ります。もちろん、半額プランを利用しなくても残債は残りますが、4年で長く分割を組んでいるため、残債は中々減りません。

また、2年ピッタリのタイミングであっても本体代金の半分の残債が残ります。

つまり、半額プランでiPhoneを購入し続けていれば、いつかは本体代金の半分以上の残債が残ります。常に半額でiPhoneを購入できると言えば聞こえはいいですが、逆に考えれば常に半額分以上の負債を抱えて契約しているという点も重要なはずです。

「48回分割」が向いているのはこんな人

4年縛り

24回払いと比べて実質最大半額で購入できる48回分割ですが、デメリットやリスクも相当なものです。

ただ、半額プラン発表当初は紛失時の保証が全くない、次回も4年分割を強要される、という問題がありました。当時と比べると縛りの内容も少し改善されています。

それでは、48回払いに向いているのはどのような人でしょうか?

  • 2年もしくは2年以内に最新機種へ乗り換えたい人
  • 現在のキャリアから乗り換える気持ちが全くない人
  • 補償に加入する前提で少しでも料金を安くしたい人
  • 10万円超程度の商品に4年のローンを組むのに抵抗がない人

もし、全て当てはまるのであれば、48回払いもありだと思います。

もし、4年間同じ端末を使用するつもりなら、24回分割48回分割も支払う総額は同じです。まずは、2年で機種変更する前提の人は48回払いを選択すると良いでしょう。

オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,300円)もかかりません。

公式:ドコモオンラインショップ

公式:auオンラインショップ

公式:ソフトバンクオンラインショップ