先日、読者さんから質問がありましたのでご紹介していきます。（ありがとうございます）
「Softbank、Y!mobile、LINEMOは同じ会社ですが、ソフトバンク→ワイモバイルへ。またはワイモバイル→ソフトバンク、LINEMOへ乗り換えた時に違約金はかかるのでしょうか。また、同じ会社だと乗り換えするメリットは少ないのでしょうか？」ということです。
ちなみにSoftbank、Y!mobile、LINEMOは、同じ会社ですが「別ブランド」という位置付けです。
では、ソフトバンクからワイモバイルやLINEMOへ、逆にLINEMOやワイモバイルからソフトバンクへ乗り換えた場合、2年契約（2年縛り）の違約金はかかるのか。また、月々の料金はいくらになるのかなど分かりやすく解説してきます。
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乗り換えるときにかかる事務手数料はいくら？
通常、乗り換えの手続きにかかる事務手数料は、以下の3つです。
- MNP予約番号の発行手数料：3,300円
- 2年定期契約の違約金（契約解除料）：10,450円
- 新規契約の事務手数料：3,300円
しかし、ソフトバンクでは2021年3月17日以降、ブランド間（Softbank、Y!mobile、LINEMO）の乗りかえ時における契約解除料・契約事務手数料が無料になっています。
今までは、上記の3つ（合計17,050円）が必要だったものが、0円になることで移行しやすくなっています。では、それぞれのブランドに切り替えるメリットはあるのでしょうか。
【比較】ソフトバンクの料金プランをチェック！
ソフトバンクの代表的な料金プランは「メリハリ無制限」です。また、旧プランでは「ウルトラギガモンスター＋」、「スマ放題／スマ放題ライト」など、今でも契約している人は多いですね。
まずは、料金シミュレーションを出してみます。ここでは、全ての割引（おうち割/家族割など）が適用になっている状態でシミュレーションしています。この金額を参考に各ブランド間の料金と比較していくといいでしょう。
また、メリハリ無制限以外の旧プランを契約している人は、他社に乗り換える際の解除料が発生しますし、月々の料金も割高なので、新プランへ変更しておきましょう。
【新プラン】メリハリ無制限の場合
- データプランメリハリ無制限：6,160円
- 基本プラン（音声）：1,078円
- おうち割 光セット：-1,100円
- 新みんな家族割：-1,210円
- 基本料：4,928円
「メリハリ無制限」では、データ通信量が無制限で使える料金プランとなっています。また、当月データ通信量が3GB以下だった場合、自動で1,650円割引となります。
仮に家族割を適用にならない単独利用、またSoftBank 光・Airの契約がない場合は、上記金額に2,310円加算されます。そうなると、月額7,238円となります。
【旧プラン】ウルトラギガモンスター＋の場合
- データプラン50GB+：7,150円
- 基本プラン（音声）：1,078円
- おうち割 光セット：-1,100円
- 新みんな家族割：-2,200円
- 基本料：4,928円
「ウルトラギガモンスター+」では、データ通信量が最大50GBで使える料金プランとなっています。また、当月データ通信量が3GB以下の自動割引はありません。
仮に家族割を適用にならない単独利用、またSoftBank 光・Airの契約がない場合は、上記金額に3,300円加算されます。そうなると、「メリハリ無制限」と同じ月額7,238円となります。
【旧プラン】スマ放題／スマ放題ライトの場合（参考：5GB）
- スマ放題ライト：1,870
- ウェブ使用料：330円
- データ定額 5GB：5,500
- 基本料：7,700円
「スマ放題／スマ放題ライト」とは、24時間かけ放題（スマ放題/月額2,970円）と1回5分間無料通話（スマ放題ライト/月額1,870円）に分かれています。そして、データ通信量は自分にあった量を選ぶことができ、1GB、5GB、20GB、50GBに分かれています。
「メリハリ無制限」以外の旧プランを利用している人で、2019年9月12日以前に申し込みをしている場合、携帯解約時に2年契約を結んでいると10,450円の解除料（違約金）が発生します。ちなみに、新プランへの変更は解除料（違約金）は発生しません。
ソフトバンクからワイモバイル、LINEMOへの切り替え（乗り換え）は2年契約にかかわらず、解除料（違約金）が不要です。しかし、ドコモやau、その他に乗り換える場合は費用負担が発生しますので注意してください。
しかし、解除料（違約金）に関しては、旧プランから新プランに一度変更し、その翌月に乗り換えることで、解除料を発生させない裏技があります。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える
ワイモバイルの割引は、「家族割引サービス（2人以上で2回線目以降から適用になる）」と「おうち割（SoftBank 光・Airの契約で適用になる）」の2つです。
ワイモバイルの料金プランは（シンプルS/M/L）に分かれています。単独利用でSoftBank 光・Airの契約がなければ、単純に基本料金だけになり、自分が使うデータ通信量に合わせるだけの分かりやすいプランです。
ワイモバイルの料金プラン
- シンプルS（3GB）：2,178円
- シンプルM（15GB）：3,278円
- シンプルL（25GB）：4,158円
上記の金額から、「家族割引サービス」が適用になる場合、2回線目から1,188円の割引になります。（最大9回線まで割引が適用）また、おうち割（SoftBank 光・Airの契約）が適用なる場合は、1回線目から各回線ごとに1,188円の割引になります。
ただし、「家族割引サービス」と「おうち割」の割引は合算できません。
関連記事：実際に試してみた！ワイモバイルに乗り換えて料金を半額にする方法。
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換える
LINEMOでは、2種類の料金プランが設定されており、3GBで月額990円のミニプラン、そして20GBで月額2,728円のスマホプランに分かれています。ただし、オンライン専用プランとなっており、店頭サポートは一切ありません。
しかも、ワイモバイルの料金プランとさほど金額は変わらないため、料金を下げたいと考えている人はLINEMOよりもワイモバイルに切り替える割合が多いようです。
現在、ブランド間の乗り換えであれば、違約金、MNP予約番号発行手数料、新規契約手数料が全て無料になっていますので、単純に料金を比較し、安いほうに切り替えるのが得策でしょう。
公式サイト：LINEMO(ラインモ)
ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典
逆に使用するデータ通信量が増えた場合、ワイモバイルからソフトバンクへ乗り換える人も増えてくるでしょう。その場合は、お得なキャンペーンが対象になります。
ワイモバイルからソフトバンクへのりかえをする際に「メリハリ無制限」を契約すると、各種事務手数料が無料になるだけでなく、基本料金から月額3,080円×12ヶ月割引になります。
対象条件（どちらか1つで割引対象）
- ワイモバイルを契約してから翌年同日以降にソフトバンクに乗り換える
- おうち割光セット（A）割引特典適用中にワイモバイルからソフトバンクへ乗り換える
割引は1年間だけなので、1年後にまた乗り換えを検討してもいいでしょう。
事務手数料や解除料0円は続くのか？
そもそも、ソフトバンクがサブブランドとして「ワイモバイル」や「LINEMO」を置いている理由が格安SIMへの流出防止です。
現在、ワイモバイルへの契約数は順調に伸びていますが、この顧客をソフトバンクに流すキャンペーンを止めてしまうと、他の通信会社へ流れてしまう懸念があります。
ソフトバンクとして一番やって欲しくないのが、例えば「ワイモバイル→UQモバイルへの乗り換え」です。他社に流れた上に格安系というのが、一番ソフトバンクに戻りにくいパターンだと思います。
料金をチェックする：UQモバイル
そのため、ワイモバイルユーザーに関しては、多少キャンペーンを強化してでもソフトバンクに誘導したいというのが本音でしょう。ただ、普通に契約をするとワイモバイルのほうがお得になるので、ソフトバンクへの乗り換え時には多少キャンペーンで割引を上乗せする必要があるのです。
それを考えれば、ブランド間の事務手数料0円、違約金0円は続くでしょう。
知って得する！
オンラインショップで購入すると、頭金（相場5,000円～15,000円）がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料（2,200円もしくは3,300円）もかかりません。
公式：ドコモオンラインショップ
公式：auオンラインショップ
